「歌ってみた」の初期投資について考えてみた

5月からTwitter始めたんだけど、結構「歌ってみた」をやってる人と話す事も多くなり、若干興味が出てきました。

突っ込んでやっていく事になれば、普通にDTMをやる事になるんで、そんな先の事にフォーカス当てても仕方無いんで、少ない初期投資で数年戦えるんじゃね?と思う様な装備について、私的見解を述べてみようかな、と思います。

マイクを含めて音の入り口については、先日述べてます通り、とても重要です。それだけに拘りたい物ですが、予算がなかなかねって人は多いと思います。私も音楽始めた時は2万円の中古のエレキギターを買うのでもやっとでしたから、お小遣いでやりくりしてる世代にとっては数万ってホントでかいよねって思います。

必要な物としては最低3点。マイク,オーディオインターフェース,DAWですね。ケーブルはまあ適宜。リハスタで録るなら借りても良い。ポップガードはハンガーにストッキングで作ってもいいと思うので、ここでは割愛します。

では、先ず発した声を収録する一番手、マイクですね。環境によってはダイナミックマイクの方が~という意見も多々有りますが、個人的には先も見据えるとコンデンサーマイクかなと思います。反射音拾いまくるとこだと確かにきついですが、最悪リハスタでちょっと開放的な環境で録れば、声さえニアでしっかり入れれば環境音や自然に入った残響はオケに混ぜたらそんなにわからんレベルになると思います。変にデッドを狙って密閉空間に入って録ると、そこが吸音できるとこならいいですが、大概は良い結果が得られません。
コンデンサーマイクと言っても色々あるので、具体的にどうだってところなんですが、まあここで数万使っちゃうんじゃ高過ぎでしょって事になっちゃうんで、5千円以上~1万円前後くらいの物をオススメします。

前にも貼ったけど、マイク色々聴き比べられるところです↓
https://www.sweetwater.com/feature/vocal-mic-shootout/

上記サイトで聴けるのは1万円以下だとBEHRINGER C-1しかないですね、、。んでもって、さすがにブラインドで聴いてもわかる違いを感じる方が多いかと思います。
でも、10万や20万のマイクと比べて10倍とか20倍ちげぇ!!とストレートに思った方はほぼ居ないんじゃないかと思います。まあでも倍くらい違うと言えなくは、、無いかなぁ、、。

もとい、ちょっと前だとiSKというメーカーのマイクが1万切ってても値段の割にとてつもなくよかったので、迷わずそれを推したと思いますが、今だと割と価格帯なりな物が多いですかね。低価格層がヒットしたおかげでだいぶ各メーカーが商売っ気を出してきてしまったみたいで、、。
んで、BEHRINGER C-1だとちょっとってとこもあるので、1万円出せるならB-1くらいまで手を出してもいいのかと思います。MXLの1万円くらいのも結構良いと思います。以前藤本健氏のところで紹介されていたmarantzのMPM-1000もS/Nはちょっと気になりますけど税込6000円以下なんで、オススメですかね。

次、そのマイクを繋ぐオーディオインターフェースです。これはね、、正直1万円くらい(以上とは言わない)は使った方が良いかなと思います。もちろん、数千円のでもPC標準のマイク端子に繋ぐよりは全然良いんだけどね、、。オススメはベタだけどSTEINBERG UR12かな。DAW(CubaseAI)付いてくるし、そもそもSteinbergだからDAWとの親和性が高いしドライバ安定してる。最低ランクのD-PREだけど、この価格帯としてはマイクプリは良い方。あとPC無い人でもiPADで使えるってのもでかいかな。てなわけでオススメ。
もうDAWも絡めちゃうけど、最近ではオーディオインターフェース買うと結構DAW付いてきますんで、とりあえずそれを使えばマルチトラックで録音できます。付いてないのをチョイスした場合は、StudioOnePrimeってのが無料で使えるので、それを使えば同様にマルチトラックで録音できます。
DAWによる音質の差は無いので、そこは気にしなくていいです。ただ、自分でMIXもやってみたい人はStudioOnePrimeだとVSTプラグインを使う事ができないので、オススメできないんだよね。MIXする場合は、最低でもコンプやらEQやらって必要になってくるので。フリーのプラグインで使える物もちょいちょいあるんだけど、その辺落としてきても使えないって結構悲劇なので。
あと、補足としては、ダイレクトモニタリングは最近では出来ないもんの方が少ないと思うけど、操作含めて一応できるか確認しておいた方がいいかな。

なので、PCなりiPADがある前提で2万~2万5千円くらいは掛けるといいかなというのが、私の見解です。さっき書いてたギター買ったのって中学の時の話だから、まあそれぐらいならちょっとした情熱と忍耐で用意できるかなって事で。

何か最後畳み掛けて雑になってしまったけど、最後に今回私がこの「歌ってみた」で戦える装備を取り上げようと思った真意についてちょこっと話そうと思います。

結局、さっきマイクのくだりで言った様な、差の積み重ねが完成品のクオリティに繋がっていくというのは事実です。そんな中「歌ってみた」の場合、完成品までに関わってくる装備が少なくて済むというところが、クオリティでそこそこ太刀打ちできるポイントだと思うわけです。単純に言うと、差が積み重なる要素が少ないんですよね。
マイクの差とオーディオインターフェースの差って言ってしまうと、とてもでかい様に思えるわけなんですが、言ってみればオケは完成品なわけです。オケから作ろうと思ったら、オーディオインターフェースを介してアウトボードともやり取りしますので、当然外に出す工程がある人はそれを使えば使う程差が出てしまいますし、内部完結の場合でもDAの差でモニター環境に差が出る事が制作そのものの差に繋がったりします。あと、これはちょっと突っ込んだ話になってしまいますが、内部完結だけでプロレベルの作品を作る事って、実は並大抵の事ではありません。ですが、素材を収録するという点では、たった1度その安価なインターフェースでADされるだけという事になるので、差が小さいわけです。「歌ってみた」で素材として使われるレベルの楽曲については、私がちらっと聴いた感じではセミプロ~プロレベルの物が多いと思います。オケ自体はとても緻密に作られている状態なので、あとはそこに違和感無く載せるというのがメインの作業になります。
素材を録るという観点では、素人聴きでも構わないので「聴感上大差を感じないレベルで収録されている」というところを意識して、それを満たしている素材が録れればよいと思います。
そのレベルで録れていれば、それを腕の確かなMIX師さんに渡せば、きっと自分が「聴感上大差を感じないレベル」で混ぜられて返ってくる事と思います。

「聴感上大差を感じない」を判断する基準ですが、先程のサイトでもいいですけど、高級マイクでDRYで収録された音が公開されているところは多々ありますので、それと比較して大差を感じないというのが理想的と言えます。

最後になりましたが、私はMIX師ではありませんが、MIXをやる者として一言。「どうかMIXをさせてください」
これはね、ピッチずれずれリズムも悪いみたいなかっこ悪くて補正しまくらないといけない素材だと、補正に終始してしまって、かっこよくするところに時間をかけられないから。
元々かっこいいものをMIXで更に磨きあげるみたいな事を、MIXやる人ってやりたいもんなんだよ、大概。
有償ならまだわかるけど、仮に無償でやってもらうんだとしたら、「このままじゃヤバいけど補正で何とかなるよね」みたいな発想は止めて、しっかり練習して歌い込んだ物を渡しましょうね。

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