歌の入り口について

SweetWaterがマイクロフォンmonthという月間キャンペーンをやっていて、結構な数の試聴が出来る様になってます。とても有用なコンテンツだと思います。期間限定でしょうし、早めにチェックした方が良いと思います。

https://www.sweetwater.com/feature/vocal-mic-shootout/

そして私の所感ですが、一部の特徴的なマイクを除くと、ブラインドで聴いたらわかんないな、と思いました。ざっくり言うと、U-47はなんかリッチな質感(濃密に感じる)と思ったのと、NT1-Aはやはりハイ強めでおいしいとこ拾い切れてない感あるのと、TLM103はコンプ感、あとはAKGのC214~414は傾向が特徴的と感じたけど、ブラインドだと判別できなさそうかな。以前に別の試聴比較でも感じたし、楽器屋で比較させてもらった時も感じたけど、スタジオスタンダードのU87aiはぶっちぎりでいいからスタンダードってわけではなくて、無難というか意外と目を見張るもんがあるわけではないんだなと、今回も感じた。
Tweetもしたけど、TLM103はパンチのある音楽で且つ低予算なら有力な選択肢かなと思った。コンプ掛け録りした様な音だと思ったので。少々お高い数万レベルのヘッドフォンで聴いてこのレベルなので、そんじょそこらのスピーカーやヘッドフォンだとよりわからないと思います。

先日のブログで、同じ予算を与えられて機材購入をリセットする事ができたなら、予算のかけどころが変わってくると思うみたいな事を書いていたと思いますが、マイクはまさしくそれに該当する部分と思っていて、今回それがより確信に変わりました。個人的には、ある程度限られた予算内でチョイスするなら、マイクの優先度は低かなと思います。

実際、聴いてみてどうでしょうか。例えば80万と3万のマイクって価格差でいったら25倍以上ですが、25倍分の差を感じたでしょうか。少なくとも私は感じなかったです。そういう細かい差を積み重ねていくから違いが出るんだと言われそうですが、先に他に積まなければいけないところがたくさんあるかなってのが正直なところです。

音の入り口はフォーカスされがちです。この傾向は理にかなっていると思います。特にマイクは歌ものにおける最重要項目である歌の入り口なので、余計に着目されるわけですが、これはちょっとなと思います。やったことがある人はわかると思いますが、しょぼいインターフェースに高級マイクよりも、ちゃんとしたインターフェースに安いマイクの方が概ね良い音で録れます。入り口の中で、やはり最初にテコ入れすべきは、音をデジタル変換して取り込むオーディオインターフェースという事になるかと思います。ほんで、割とちゃんとしたオーディオインターフェースにはそれなりのマイクプリが付いていたりするので、ここには重点的に予算を割り当てた方が良いと思うわけです。ですから順番としては、オーディオインターフェース→マイクプリ→マイクかな、と。まあオーディオインターフェースに付いてるマイクプリが結構良ければオーディオインターフェース→マイクでも良いかもしれませんが、いずれにせよオーディオインターフェースを最優先した方が良いと思います。んで、耳タコなくらい言ってますけど、折角お高いオーディオインターフェースを入れるんなら、元々ワードクロックが優秀な物か、ワードクロックを入れられる物にした方が良いと思います。

長々書きましたが、歌の入り口を構成する3つの中で、マイクは一番誤魔化しが効くとこかなと思ってるという話でした。

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