バーチャルアナログ

バーチャルアナログ。少し前にシンセ界隈で流行った言葉。エフェクト界隈だとアナログモデリングって言葉の方が一般的かな。
今日はその辺の話。

最近着目しているプラグインがある。SteinbergのRUPERT NEVE DESIGNS Porticoプラグインである。買った動機はSteinbergでNEVE公認って単純な理由。
未だにセットで8万くらいするので結構なお値段。使い始めは凄さがよくわかってなかったのかもなと思う今日この頃。

今の制作熱に火をつけたのは間違い無くUAD-2なんだけど、UAD-2導入後から暫くはUAD-2の大フィーバーが自分の中で巻き起こっていて、正直全然他が見えなくなってた。
引退前のプラグインのイメージを大きく覆すだけのインパクトがあったからね。技術革新が俺をまた音楽の世界に戻してくれた~なんて思ってたし。

その後、アナログ機材再び触れる機会に恵まれたりとか、実機と比較できるものがあったりとかで、段々フラットな目線で見られる様になってきて、色々試すうちに結構前に買っていたPorticoプラグインってなにげに良いよねって気づいた。
モデリング系で有名どころって、DTM初心者でもわかるレベルだとUAD-2,WAVES,IK MULTIMEDIAくらいかなと思うんだけど、それらに割って入って且つ上位にこれるくらいのクオリティだと思う。

SteinbergってYAMAHAに買収されているので、YAMAHAな要素が結構混じってきてると思うんだよね。
その親会社のYAMAHAと言えば、一昔前にVA(バーチャルアコースティック)音源とか出してた会社。
中学くらいだったと思うんだけど、定価47万のVAシンセは高嶺の花でした。今聴くとそうでもないけど、当時楽器屋で試奏した時はすげぇびっくりした記憶がある。
そんなYAMAHAが新たに開発したVCMというバーチャルアナログな技術により、トランスとかを含む回路の細部までモデリングしたって謳ってるのが、このPorticoプラグインってわけ。

ここからは私見レビュー
5043Comp、5033EQのどちらも先ず挿した段階でアナログ感が出る。味付けは濃い感じではなくナチュラル。

5043Compについては、普通のアナログVCAコンプな感じ。UAD-2のモデリング元がビンテージで濃いぃのに慣れてきたせいか、ナチュラル過ぎて使い道に迷う。味付けとしては薄いし、正確なコンプとしての挙動を求めるならデジタルの前衛的な物で良いかもと思ってしまう。
ただ、あくまでも私見であり、ハイクオリティなモデリングコンプである事に間違いは無いと思う。

5033EQは結構ツボ。しっかりアナログなんだけど、カーブを視覚的に確認できるインターフェースだし。アナログモデリングのEQって、インターフェースも実機さながらみたいなのが多くて、デジタル物に比べると狙った操作をパパっとやりにくい。
その点、5033EQはそれができるし、アナログ機みたく無茶やっても音が破綻しにくい。

そんなわけで、有名メーカーのだけどやけに知名度が低いプラグインを紹介してみました。
自分もそうだったけど、UAD-2はDSPありきなのでなかなか手が出ませんって人結構居て、そんな層がたまに単体のバーチャルアナログプラグインでちょっとお高いのにチャレンジしてみようなんて思う事もあると思います。
そんな人にはオススメかなと思います。費用対効果は間違い無く高い。

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